報告書(株主通信)2022年12月期中間報告書

2022年12月期中間報告書
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「tok中期計画2024」の事業戦略

世界の半導体市場は、1980年代半ばから1990年代初頭にかけて日本が席巻しましたが、その後は米国、韓国、台湾がけん引し、近年では中国が勢いを増してきています。
当社グループは、このような市場環境を踏まえて、お客様の高度なニーズに対して、より的確かつスピーディーに応えていくために、世界の半導体市場をリードする米国、韓国、台湾、中国のお客様の近くに拠点を設立する「顧客密着戦略」を積極的に推進してきました。これが奏功し、海外売上高比率が80%近くを占めるまでに成長しました。「tok中期計画2024」(2022年度~2024年度)においては、営業・開発・製造の三位一体で「顧客密着戦略」を進化させ、お客様のニーズをより着実に捉え、さらに迅速な製品開発・製品提供を実現することで、お客様の期待に化学で応えていきます。

半導体用フォトレジスト

フルラインアップを活かして、シェア向上を図る

あらゆる世代で拡大する半導体需要に応えるべく、g線・i線フォトレジストはレガシー半導体向けで伸ばし、KrFフォトレジストは先端ロジック、3D-NANDから汎用デバイス向けまで幅広く提供し、ArFやEUV等の最先端フォトレジストは
さらなるシェアの向上を目指します。

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高密度実装材料

最先端技術で、次世代ニーズを捉える

パッケージ材料は最先端技術をけん引するバンプ用フォトレジストや再配線用フォトレジストの採用獲得を目指します。MEMS材料は高周波デバイス向けで拡販し、次世代ニーズへの対応と同時に世界の大手電子部品メーカーへの採用を目指します。

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高純度化学薬品

お客様との協業で需要増加に応える

高純度化学薬品はアジアや北米で拡販するとともに、先端プロセス向け製品への需要増加に応えていきます。また、先端プロセス向け製品として次世代のクリーンソリューションやシンナーの開発を大手のお客様との協業により推進していきます。

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装置事業

スピーディーな製品開発で、市場ポジションを確立

重要なお客様のいるアジアでの顧客密着戦略を深化させるべく、お客様の要望をタイムリーに取り入れ、効率的な開発につなげられる体制を構築していきます。また、創出した製品群のビジネスを推進し、安定的収益を見込める装置市場での地位獲得を目指します。

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海外の市況 成長のけん引役はアジア

「tok中期計画2024」の最終年度である2024年の売上高は1,800億円以上を目指しています。売上高増加のけん引役は引き続き、韓国、台湾、中国を中心としたアジアとなる見込みです。当社グループは、e-Material
のリーディングカンパニーとして確固たる地位を確立するため、成長ドライバーである先端フォトレジストのグローバルシェア向上に取り組んでいきます。

  • フォトレジストに代表される半導体の製造において必要不可欠な材料のこと。
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