東京応化工業(tok)は、半導体やディスプレイの製造に必要なフォトレジストなどの化学薬品、製造装置を提供している会社です。

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IR情報

取締役社長 種市順昭より、2020年12月期(第91期)の経営成績および
事業展開のご報告と、今後の課題・戦略をご案内します。

2020年12月期(第91期)を振り返って

経営成績

tane 投資

 当期のエレクトロニクス市場は、5G※1やIoT※2等の普及に加え、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、テレワークの増加やクラウドサービス利用の拡大等により、パソコンやデータサーバー向けの半導体需要が堅調に推移しました。
 このような情勢下において当社グループは、3カ年の中期計画「tok中期計画2021」に掲げた全社目標「TOKグループがやるべきニッチな市場を開拓する」を達成すべく、次世代半導体材料の品質向上や生産技術向上を加速させるための専門組織や、既存事業分野におけるマーケティングの強化とともに、新規ニーズを開拓するための組織を新設するなど、将来のビジネス強化につながる基盤作りを進めてまいりました。さらに、キャッシュ創出力の最大化に向け、新たな経営指標の導入に取り組み、バランスシートマネジメントを推進するなど、経営基盤の強化にも努めてまいりました。

 また、新型コロナウイルス対策本部を設置し、当社グループ全体でテレワークの推奨や国内外出張の自粛または延期等により感染症拡大防止に向けた措置を講じながら、事業活動の継続に取り組んでまいりました。

 事業別売上の概況については、装置事業ではウエハハンドリングシステム「ゼロニュートンⓇ」や半導体製造装置の検収が前年度を下回り、売上が減少したものの、材料事業では、エレクトロニクス機能材料、高純度化学薬品の販売が好調に推移したため、売上が大幅に増加しました。この結果、当期の業績は、売上高1,175億円(前期比14.4%増)となり、当社設立以来の最高売上高を更新することができました。

※1 第5世代移動通信システム ※2 モノのインターネット

売上高202012

 利益面におきましては、高付加価値製品の売上増加に加え、原油価格下落に伴う原材料費低減や減価償却費等の経費減少により、営業利益は155億円(同63.3%増)となり、過去最高益を更新することができました。

営業利益・純利益

事業別営業の概況

材料事業

エレクトロニクス機能材料部門

構成比_エレクトロニクス機能材料

 エレクトロニクス機能材料部門の売上高は、前年を大幅に上回る658億78百万円(同13.1%増)となりました。これは、ディスプレイ用フォトレジストにおいて、中小型液晶パネルの需要環境が変化したことにより、売上が減少したものの、パソコンやデータサーバー向けなどの半導体需要が堅調に推移したことにより、アジア地域において半導体用フォトレジストや、高密度実装材料の売上が増加したことが主な要因です。

高純度化学薬品

構成比_高純度化学薬品

 高純度化学薬品部門の売上高は、前年を大幅に上回る487億32百万円(同19.8%増)となりました。これは、中小型液晶パネルの需要環境が変化したことにより、ディスプレイ用フォトレジスト付属薬品の売上が減少したものの、最先端半導体製造プロセスに使用される台湾向けの半導体用フォトレジスト付属薬品の販売が好調に推移したことが主な要因です。

装置事業

プロセス機器部門

構成比_プロセス機器

 プロセス機器部門の売上高は、前年を下回る28億11百万円(同26.7%減)となりました。これは、ウエハハンドリングシステム「ゼロニュートンⓇ」や半導体製造装置の検収が前年を下回ったことが主な要因です。

2021年12月期(第92期)の見通し

 当社グループは昨年、今後の活動を未来起点で考え、「豊かな未来、社会の期待に化学で応える“The e-Material Global Company”」という経営ビジョンを掲げ、2030年に向けた長期ビジョン「TOK Vision 2030」をスタートしました。

 今期が最終年度となる「tok中期計画2021」に関しましては、新型コロナウイルスの影響や米中通商摩擦による先行きの不透明さはあるものの、エレクトロニクス市場の拡大は今年度も継続するものと考えております。このため、売上高は1,226億円を予想しており二期連続で過去最高の売上高を更新する見通しです。また、営業利益につきましても、エレクトロニクス機能材料の需要増加に伴い利益率が向上していることから、165億円を予想しており二期連続の過去最高益を⾒込んでおります。中期計画の目標達成に向けて着実に足場を固めており、幾つかの計数目標をクリアするとともに、「TOK Vision 2030」で示す長期目線での成長軌道に乗り始めたと実感しております。

 今後も、株主の皆様のご期待に応えられるようグループ一丸となって邁進してまいりますので、株主の皆様におかれましては、より一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

 

2020年12月期実績

(第91期)

2021年12月期予想

(第92期)

増減率

(%)

売上高117,585134,000+14.0
営業利益15,58919,200+23.2
経常利益16,12919,800+22.8
親会社株主に帰属する当期純利益9,92614,200+43.0

株主配当について

 当社は昨年設立80周年を迎えることができました。そこで株主の皆様の日頃のご支援に対し感謝の意を表するため、設立80周年記念配当として1株あたり30円を実施しました。当期末につきましては、DOE(連結純資産配当率)3.5%を目処とする配当方針に基づき、当期末普通配当につきましても4円増配し64円としました。このことにより期末配当金は記念配当と普通配当を合わせ1株につき94円といたしました。

配当の推移
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