環境への取り組み環境マネジメント

環境マネジメント

TOKグループは、バリューチェーンで排出される環境負荷量を定量的に把握し、生産活動が環境に与える影響を充分に認識することにより、環境負荷低減活動に取り組んでいます。また、さらなる省資源・省エネルギーに貢献する製品開発を進めることにより、社会とともに持続可能な発展を目指します。

環境管理体制

環境方針に沿った事業活動を行うため、本部長・室長(経営層)の指示の下、所長・工場長・部署長が環境保全活動を管理・運営する体制を整え、拠点ごとに「環境委員会」を設置し、毎月活動状況を本部長に報告しています。

 

環境方針

TOK グループは、レスポンシブル・ケア※の取り組みを通じ、環境・健康・安全を確保できるよう適切な経営資源を投入し、持続可能な社会の実現に向けた事業を推進します。

  • 各国・地域における環境関係諸法令を遵守します。
  • 化学物質の安全と環境に配慮した取扱いと管理を強化します。
  • 資源の効率的活用、再利用、再資源化活動を推進します。
  • 省エネ・地球温暖化防止活動を推進します。
  • 環境汚染防止活動を推進します。    
  • 生物多様性に配慮します。

※レスポンシブル・ケア:化学物質の開発、製造、物流、使用、最終消費、廃棄・リサイクルまでの全工程に関わる「環境・健康・安全」を確保する活動

「環境方針」を含む「TOKグループCSR方針」についてはこちら

環境マネジメントシステムの構築

当社グループは、効率的な環境経営を行うため、環境マネジメントシステムの強化を進めてまいりました。当社グループ(東京応化工業および国内外の連結子会社)の製造拠点におけるISO14001認証取得率は100%です。

環境会計

環境保全活動に要した費用やその効果を把握し環境経営の推進に役立てるため、2000年より環境会計を導入しています。2022年の環境保全に関する支出は主に公害防止や資源循環のためのもので、費用は8億29百万円となりました。

※環境会計:企業などの環境保全に関する投資や費用、その効果を定量的(貨幣単位または物量単位)に把握し伝達する仕組み

(単位:百万円)

コストの種類 主な取り組みの内容 投資額 費用額
事業エリア内コスト 公害防止コスト 大気、水質など公害防止設備の更新・運転・維持・管理 219 102
地球環境保全コスト 省エネルギーのための取組み、非FIT非化石証書付電力購入 112 85
資源循環コスト 溶融、装置導入 8 216
上・下流コスト グリーン購入、製品、商品回収 0 8
管理活動コスト 環境マネジメントシステムの取組み 10 47
研究開発コスト 環境保全(化学物質のスクリーニング費用)の研究開発 0 19
社会活動コスト 工場周辺の清掃活動 0 1

環境損傷対応コスト

新棟建設による汚染土壌処理 0 0
合計   350 479

関連するマテリアリティ「将来世代を見据えた地球環境の保全」